hoturi’s blog

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『ルックバック』の反響凄いねって話

ルックバックって?

 ルックバックはアプリ「ジャンプ+」で本日アップされた、『チェンソーマン』の作者・藤本タツキ先生による新作読み切りのこと。

 24時の更新と共に多大な反響を呼び、現在ものすごく話題になっている。

shonenjumpplus.com

感想

 あの内容で一つの単行本になるレベルの密度だった、と言って過言ではないほどボリュームのある漫画。映画一本観るのと同じくらいエネルギーを消費するので覚悟して澪てほしい。(それなりに長いというのも理由の一つ。)

 『チェンソーマン』や『ファイヤパンチ』の頃から表現力は凄まじかったが、本作では更にその才能をいかんなく発揮している。言葉ではなく、表情や行動で伝わる感情表現にはあなたも思わず舌を巻くだろう。悔しさ・嬉しさ・悲しさ、主人公の顔を見るだけで理解できるのだからモノローグが少なくてストレスも少ない。本当に映像作品を見ているかのような体験を味わうことができる。

 全力で打ち込んでいたものから挫折したことのある人なら全員響く中身になっているので、下手したら共感しすぎて心が死ぬ。打ちのめされる。井の中の蛙大海を知らずを味わった主人公が悔しさをバネに挑戦し、友達に小ばかにされるシーンなんて目も当てられない。

暇があるなら、よんでみて 

 結論は勿論これだ。藤本タツキは漫画が上手い。話が、とか絵が、ではなく漫画が上手いのだ。その才能に圧倒されたい人は是非読んでみてほしい。刺さる人にはたまらない漫画である。