hoturi’s blog

漫画のこととか日々のことを書こうと思ってます

『逃げ上手の若君』読んだよ

 みんな元気―?ニートだよ‼

 タイトル通り『逃げ上手の若君』読んだから感想とかつらつら書いてゆくよ

 

  本作は週刊少年ジャンプで好評連載中の歴史もの。作者はあの『魔人探偵脳噛ネウロ』や『暗殺教室』で有名な松井優征先生。今月の2日に第一巻が発売されたばかりで今後注目されるであろう作品の一つだとニートは予感しているよ。まあヒット作を連発している作者だったら当然と思われるかもだけど、単純に読みやすくて面白かったし。

 

 作品の舞台は南北朝。幕府の後継者として過ごすはずだった少年――北条時行足利高氏の謀反により、愛する鎌倉も家族もすべて失ってしまう。ただ一人生き残った時行は信濃国の神官・諏訪頼重の力を借りて英雄になる道を歩むのである。

  

 というのが一話の大雑把な流れ。主人公の時行はタイトル通り逃げるのが大得意な美少年。本当に主人公の特性としてそれでいいのか?って感じは少年誌で連載しているのもあって否めないけど、これが戦闘描写になるときちんと映えるんだからすごい。というか、思わず「主人公逃げて!」ってなるほどには敵側の存在が醜悪……。前作をご存じの方なら周知の事実であるとは思うけど、松井先生の描く不審者・凶悪犯のビジュアルは天下一品物で、右に出るものはいないんじゃないかと思ってしまう。

 時行の逃げ上手の演出はクスッとくるものがあるので必見。ギャグの見せ方が上手い。

 あと語ることが残っているのは顔がいいことか。いや、本当に美少年を描こうとする執念を感じざるを得ないと言って過言ではないくらい顔の良さを強調している気がする。どのキャラよりも美しく見せようとしているので、泣き顔には思わずグッと来てしまった。

 

 さて、お気づきの方もいるかもしれないが松井先生はダブル主人公を描くのを得意としており、今作もおそらくその系譜である。今作の気になるもう一人の重要人物は諏訪頼重に他ならない。とくればその頼重の魅力も語らなければいけないが……。

 頼重の魅力。。。。。。。。。魅力??????

 胡散臭い。後光がさしている(調整可能)。不審者。etc……。あ、絶対誇れるものがある。顔芸枠だ!
 話は変わるが彼の能力はすごくざっくりとした未来視である。なので確信が持てないときにはすっごくモゴモゴ喋る。うーーん不安。

 

そんな二人と楽しい仲間たちが織り成す逃走劇をぜひご覧あれ!